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契約書2026年10月9日

デザイナーの契約書、著作権と修正回数はどう決める?【行政書士が解説】

こんにちは。松原市で行政書士をしておりますレガート行政書士事務所の秋月です。

「デザインの契約書って、何を決めておけばいいの?」
「AIで作ってみたけれど、これで合っているのか不安」

フリーランスのデザイナーさんから、こんなお声をよく聞きます。

先日、インテリアデザイナーさんの契約書を一緒につくりました。この記事では、そのときに決めたことを、デザインのお仕事に合わせてご紹介します。

デザイナーの契約書で、決めておきたい4つのこと

  • 著作権は誰のものか、お客様はどこまで使っていいか
  • 修正は何回まで無料か、いつまで受けるか
  • お支払いの期限と、遅れたときの扱い
  • 作品を実績として紹介してよいか

この4つがあいまいなままだと、お仕事が終わりに近づいてから「そんなつもりじゃなかった」というすれ違いが起きやすくなります。

契約書がないと、起きやすいトラブル

デザインのお仕事は、形のないものを提案し、何度もすり合わせながら仕上げていきます。そのぶん、次のようなことがあいまいになりやすいお仕事です。

  • 完成したデザインを、お客様がどこまで自由に使えるのか
  • 修正は、どこまで料金の範囲なのか
  • 作品を、SNSやHPに載せていいのか

「契約書のことは全然わからなくて」と話してくださったデザイナーさんですが、それが普通です。デザインのプロであって、契約のプロではないのですから。一つずつ一緒に決めていきました。

デザインの著作権は残して、使っていい範囲を決める

デザインそのものはデザイナーさんのものとして残し、お客様には「使う権利」をお渡しする形にしました。

お客様がデザインを使えるのは、お支払いが完了してから。ご自身の住まいや店舗などでの利用に限り、無断での改変や転売はできないことも書いています。

修正は「回数」と「期限」をセットで決める

修正は2回まで無料とし、それを超えたら追加料金にしました。先に決めておけば、お互いに相談しやすくなります。後から「そろそろ追加料金で…」と切り出すのは、お客様にも気まずいものです。

あわせて、納品から何日以内という期限も決めました。期限内にお申し出がない場合は、納品をもって完了とします。これで、いつまでも終わらない修正を防げます。

実績として載せていいかも、先に確認する

作品をSNSやHPに載せることは、デザイナーさんにとって大切な営業です。

そこで、個人が特定されない形で実績として掲載することがあること、希望しない場合は先に申し出てもらうことを書いておきました。あとから気まずくならないための一文です。

小さな案件は「ご依頼確認書」A4・1枚で

数万円のお仕事に、何ページもある契約書を出すと、お客様がかまえてしまいます。

そこで、小さなお仕事にはA4・1枚の「ご依頼確認書」を、大きなお仕事には段階的にお支払いいただく契約書を使い分けることにしました。「大事なことだけ、1枚で確認し合う」形です。

ご依頼確認書には、次の項目を入れています。

  • ご依頼内容と依頼料
  • お支払いの期限と方法
  • 納品の方法
  • お支払いが遅れた場合の扱い
  • 修正の回数と期限
  • キャンセルのときの料金
  • 著作権と、使っていい範囲
  • 実績として紹介することについて
  • お預かりした写真や情報の扱い
  • 決めていないことが起きたときの話し合い

どれも短く書いていますが、一つずつに理由があります。

契約書の雛形やAIの文章を、そのまま使うときの注意

AIは、下書きや整理にはとても便利です。ただ、「このお仕事なら、ここは外せない」「この書き方だと、かえって不利になる」という判断は、やはり人の目が必要なところです。

関係のない条文ばかりが並んで読まれない契約書になったり、そのお仕事ならではの大事なことが抜け落ちたりすることもあります。

契約書は、その人の仕事の形をしています。ご自身の仕事に合わせて、一つずつ決めていくことをおすすめします。

よくいただくご質問

  • 口約束やメールのやりとりだけでは、だめですか?

口約束でも約束は成り立ちます。ただ、あとから「言った、言わない」になりやすいので、大事なことは書面に残しておくのがおすすめです。

  • 修正は、何回までにするのがいいですか?

決まった回数があるわけではなく、お仕事の大きさに合わせて決めます。今回は2回までとしましたが、「回数」と「期限」をセットで決めておくことが大切です。

  • デザインの著作権は、お客様に渡さないといけませんか?

渡すかどうかは、契約で決められます。ご依頼のお金に何を含めるのかを、先にはっきりさせておくと安心です。

契約書づくりのご相談について

契約書は、重たくなくていいんです。仕事の大きさに合った形を選ぶのも、立派な契約書づくりです。

レガート行政書士事務所では、フリーランスの方向けに、お仕事に合わせた契約書の作成と、手持ちの契約書のチェックをお受けしています。AIで作った契約書や、取引先から渡された契約書の確認もできます。

「何から決めたらいいかわからない」という方は、LINE公式アカウントまたはHPの問い合わせフォームから、お気軽にご相談ください。

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